祖父が大学の卒業祝い「100万円」を孫に贈与!「非課税」で渡すことはできる? 贈与の際の「注意点」についても解説
非課税枠を利用し早めの贈与を
今回は祖父母から孫への「卒業祝い」という観点において、贈与についての解説を行いました。 年間110万円までの金額であれば、非課税で贈与すること自体は問題ありませんが、やはり注意すべき点はご紹介した「持ち戻し」についてです。税制改正により持ち戻し期間が7年まで伸ばされることが決まっています。お金を渡す側の祖父母が高齢の場合などには、本税制改正内容について把握した上で行動する必要があります。 また、贈与を行う側の祖父母や両親の意思判断能力が低下してしまった場合には、贈与が認められないケースもあります。贈与を検討されている人は、可能な限り早めの行動を心がけましょう。 出典 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合 財務省 令和5年度 税制改正の大綱 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部