【ベトナム】ザロ運営VNG、創業者が会長に復帰
ベトナムの交流サイト(SNS)「Zalo(ザロ)」を運営するIT大手VNGコーポレーションは25日、VNG創業者のレ・ホン・ミン社長が会長に復帰すると発表した。同日付ダウトゥ電子版などが報じた。 ミン氏は、ボー・シー・ニャン会長が一身上の都合を理由に辞任した後を引き継ぎ、法定代表者も務める。公開会社に対する規制(会長と社長の兼任禁止)を順守するため、取締役会はミン氏を社長職から解任した。ミン氏は2004年にVNGの前身のビナゲームを設立し会長兼社長を務めていたが、22年12月に会長職をボー・シー・ニャン氏に託し、社長職を担っていた。 ニャン氏は22年12月に会長に就任。現在、エンパイアシティー社の最高経営責任者(CEO)とGAW NPキャピタルファンドの共同創設者兼CEOを務めている。 VNGの24年1~9月の業績は、売上高が6兆9,820億ドン(約423億円)、事業活動による調整後の税引き後利益(純利益)は2,020億ドン、納税額は7,000億ドン余りだった。23年の納税額は1兆1,325億ドンで、民間企業の納税額ランキングで30位以内に入った。