ファンにあいさつするロッテ・益田

◇２６日　ロッテ４―１楽天（ＺＯＺＯマリン） 　ロッテの益田直也投手が通算２２８セーブ目を挙げ、小林雅英と並んでいた球団最多記録を塗り替えた。先発ではプロ初勝利の中森と譲り合いの末、ウイニングボールを手にした益田は「当初はクローザーではなかったので、雅さんの記録はただすごいなという認識しかなかった。そういう方を追い越せたのは良かった」と喜んだ。 　これで通算７２３試合に登板してホールドの数も１６９。自身も抑えの経験がある吉井監督は「あそこまで続けて投げられるっていうのは、本当に体の強いいいピッチャーだと思います」とたたえる。益田は入団当初からランニングの量を重要視。「僕の中では走ったり体幹をしたりっていうのを変わらずやってきている。それを減らすようなことはない」。１３年目の今季もリリーフ陣の中で誰よりも多く、長く走り込んでいる。 　これで名球会入りの２５０セーブまであと２２に迫った。「それはまだまだ先。それに成功より失敗した記憶の方が頭にすごく残っているので、チームの勝ちを優先し、腕がちぎれてもいいくらいしっかり投げようと思います」と守護神の覚悟を語った。