消防格納庫の発電機、小城市の21カ所で紛失 約216万円 佐賀市の紛失を受け点検
小城市は21日、市内の消防団の消防格納庫に1台ずつ配備している発電機について、21カ所で計21台(購入金額約216万円)がなくなっていたと発表した。盗難の疑いがあるとして、小城署に相談している。消防格納庫の発電機を巡っては佐賀市でも計28台の紛失が判明している。 小城市防災対策課によると、佐賀市での紛失の報道を受けて18日に消防団長を通じ市内の消防団全体に一斉点検を指示したところ、20日までに格納庫全45カ所のうち21カ所で発電機がなくなっていることが分かった。このうち通常施錠をしていたのは4カ所、緊急時の対応などのために無施錠だったのは17カ所。倉庫内が荒らされたり、窓ガラスや鍵が壊されたりした形跡はないという。 発電機は横36・5センチ、幅26・2センチ、高さ52・4センチで、重さ19・5キロ。2012年に購入し、格納庫に1台ずつ配備していた。再発防止のため、発電機は全て回収して必要な場合に貸し出す対応を取る。市は「消防団における消防資機材の管理を改めて徹底したい」としている。(古川浩司)
古川浩司