ファイナルデビュー戦の歴代最多はアイバーソンの48得点…今年の出場選手たちの初戦は?
今から約23年前。2001年6月7日(現地時間6日、日付は以下同)に、「NBAファイナル2001」第1戦が開催された。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、この試合で延長の末に107-101でロサンゼルス・レイカーズに勝利を収めた。 【動画】アイバーソンが48得点した2001年ファイナル初戦ハイライト! 当時シクサーズの得点源を務めていたアレン・アイバーソン(元シクサーズほか)は、リードチェンジ13度の激戦で前半に30得点、さらに延長だけで7得点をもぎ取り、両チーム最多の48得点に5リバウンド6アシスト5スティールをたたき出した。 『NBA Communications』によると、この48得点はNBAファイナルデビュー戦として歴代最多。183センチ74キロのアイバーソンは、無尽蔵のスタミナを駆使してコート上を動き回り、驚異的なスタッツを残したと言っていい。 なお、シリーズは第2戦から4連勝を飾ったレイカーズが4勝1敗でシクサーズを撃破。ファイナルMVPにはシャキール・オニール(元レイカーズほか)が選ばれている。 ここからは、7日から幕を開ける「NBAファイナル2024」へ出場するダラス・マーベリックスとボストン・セルティックスの選手たちのファイナルデビュー戦もいくつか振り返ってみよう。 マブスのカイリー・アービングは、2015年にクリーブランド・キャバリアーズでファイナルデビュー。レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)の44得点8リバウンド6アシストに次ぐ23得点に7リバウンド6アシスト4スティール2ブロックをマーク。 だが延長で左ヒザを負傷してしまい、残り試合の全休を余儀なくされ、自身初のファイナルは1試合のみの出場となった。 セルティックスのジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、デリック・ホワイト、アル・ホーフォード、ペイトン・プリチャードは「NBAファイナル2022」でファイナルデビュー。 セルティックスは敵地チェイス・センターでゴールデンステイト・ウォリアーズに120-108で勝利。6本の3ポイントシュートを決めたホーフォードがチームトップの26得点に6リバウンド3アシスト、ブラウンが24得点7リバウンド5アシスト2スティール、ホワイトが21得点3アシスト、プリチャードが8得点6リバウンド2アシストを記録。 テイタムはフィールドゴール成功率17.6パーセント(3/17)で計12得点と絶不調だったのだが、5リバウンド1スティールに加えて現在もキャリアハイとなる13アシストを残していた。 ちなみに、マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)はニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)時代の2002年にファイナルへ初出場。レイカーズに敗れたものの、キッドは23得点10リバウンド10アシストのトリプルダブルに3スティールを記録。 セルティックスのサム・カセールAC(アシスタントコーチ)は、ヒューストン・ロケッツのルーキーながら控えポイントガードとして1994年のファイナルでデビュー。ニューヨーク・ニックスとの第1戦を8得点6リバウンド3アシストで終え、勝利に貢献していた。
BASKETBALL KING