【泉房穂氏の見解】「企業・団体献金がないと政治が成り立たない、はウソ」政治資金規正法の改正めぐり自民の修正案を批判 マスコミの報道のあり方にも意見
“マスコミの報道のあり方で世論は変わる”
(泉房穂さん)「私も言葉を選びますけど、なかなか(マスコミの)皆さん遠慮がちですね。特にやっぱり政治部の方々やOBの方が、昔ながらのお金を使う政治をしている方々に取材するから、そういう頭になるのであって、そうじゃなくて頑張っている方も現にいますから。ちゃんとそちらにもフェアに取材をして、両方取材をして、両方の選択肢がありますよというふうに情報提供いただきたいとは思いますね」 ―――今回、泉さんにご意見をいただきましたが、これを受けて国民はどうしたらいいと思いますか? (泉房穂さん)「お金を配ったり秘書がいっぱいいてビールをつぎに来るような政治家に(票を)入れなきゃいいんですよ。つまり、お金を配ったり秘書をいっぱい雇って選挙に勝とうとする、そういった方はご勘弁と。ちゃんと自分の気持ちをチラシにしてマイク握って、語る言葉がある、そういった人を選べばいい。お金としがらみの選挙から、やっぱり言葉や政策と人柄というかその人物を見る選挙に変えればいいんであって、そういう意味では本当に選挙次第だと思いますね」 ―――泉さんのように、政党交付金だけで政治は成り立つ、企業・団体献金はいらないという意見もあれば、政治にお金がかかるという意見もあります。そんな中、国会で自分たちの首を絞めることになる法改正が進んでいくのでしょうか?海外では企業・団体献金の禁止が成り立つ事例があるということでしたが、なぜそういう動きに持っていけたのでしょうか? (泉房穂さん)「やっぱり世論が大きいと思います。もっと言うと、辛口トークですけど、マスコミの報道のあり方が大きいと思います。マスコミがどういうスタンスで報道するか。ちゃんと国民の声を受けて国民のスタンスで報道すると世論はそっち側に行きますし、古い政治家の言い訳とかばかり報道していると、みんな『そんなもんかな』『しょうがないかな』と思うのであって、そういう意味ではマスコミのあり方が大きいと思います」 (2024年5月30日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)