【#今旬コレクション】窪塚愛流、素顔は意外と天然?「ちょっと抜けているところがある意味チャームポイントかなと」
テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第76回は現在公開中の映画「愛のゆくえ」に出演する窪塚愛流さんが登場です。 【動画】窪塚愛流が7秒で質問に答えます!「7seconds CHALLENGE」 ◆本作への出演が決まった時の感想を教えてください。 素直にうれしかったです。愛の物語ということで、想像を膨らませる要素がたくさんあり、映画でこの世界観がどんなふうに映し出されるのか、楽しみでもありました。でも、脚本はこれまで僕が携わらせていただいた作品の中で一番難しかったです。正直、一度読んだだけでは物語が頭にすっと入らなかったので、撮影に入る前に、監督と読み合わせを何度もさせていただきました。またキャストの方たちと円滑なコミュニケーションがとれるように、監督のアイデアで、愛役の(長澤)樹ちゃんと、愛の母親役の田中麗奈さんと一緒にカレーライスを作ったり、ディスカッションをした上で現場に入らせていただきました。 ◆そのような機会はこれまでもありましたか? カレーを作るまではなかったです。 ◆窪塚さんも調理に参加されたんですか? 当時は料理をまったくしなかったので、僕はニンジンやジャガイモの皮を剥いたりしていました。料理に関する知識がないので、カレーはお二人にお任せして。自分はお皿を運んだり、後片付けを率先してやりました。そのおかげで、仲が深まった状態で撮影できたのでよかったです。 ◆劇中でも重要なポイントとなっていますし、カレーライスは家庭の味の代表的なところがありますが、窪塚さんにとってもそうだったりしますか? そうですね。家族の思い出の味といったら、母の手作りカレーが一番に思い浮かびます。あと、唐揚げも好きです! ◆そこから実際に撮影に臨まれてみていかがでしたか? やっぱり難しかったです。 ◆個人的に窪塚さんが演じる宗介が怒りを思い切りぶつけるシーンが印象的でしたが、窪塚さん自身が一番難しかったシーンをあげるとしたら? 僕的には、愛がお風呂に入っている時に、ちょっかいをかけてどこかへ行こうとするけど、結局その場にいるというシーンが難しかったです。そこは14歳ならではの幼さの象徴といいますか。好きな子にちょっかいをかける男の子の心情をどう表現したらいいのか悩みました。個人的には宗介のバックボーン的なものも考えると、ただちょっかいをかけているだけではなく、何か意味があってやっているんじゃないかと思ったんです。でも何回もテイクを重ねていくうちに、あまり考え過ぎず、愛にかまってほしいという気持ちがおもむろに出たんだな、と考えるようになって。宗介と愛は幼なじみですが、ある種ちょっと親のような感じもして、愛は自分よりも精神年齢が高いというのを宗介も気づいていたので、最終的にはちょっとした遊び心が出ちゃったのかなというところに落とし込みました。そのような些細なシーンこそ、宮嶋(風花)監督は丁寧に描く方だと思うので、バックボーンを常に考えながら宗介を演じていました。