水俣病団体、協議の継続を要望 環境省の担当幹部と面会
5月の水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で、環境省側に発言を遮られた松崎重光さん(82)ら「水俣病患者連合」のメンバーが24日、環境省を訪れ、対策の前進を要望するため、水俣病対策を担当する前田光哉環境保健部長と面会した。松崎さんは協議の継続を求めた。 面会の冒頭、松崎さんは「痛み出したら止まらないのが水俣病。援助いただければ幸いだ」と支援を求めた。前田氏は「今後もさまざまな機会に会って信頼関係ができればと思う」と述べた。 患者連合は、熊本県や鹿児島県の離島に暮らす被害者を対象にした「離島手当」の増額や、実務者レベルの協議を週1回のペースで実施することを求めている。