昨年覇者の蛭田みな美が明かした副賞の使い道

＜CAT Ladies　事前情報◇15日◇大箱根カントリークラブ（神奈川県）◇6652ヤード・パー72＞ ゲットしたショベルカーに乗る蛭田みな美【写真】 1年前。ここ大箱根でツアー初優勝を挙げた蛭田みな美は、「早いなぁ」と感慨深げ。特に思い出すのは「18番」。最終日に2パットのパーであがればそこで優勝が決まっていたが、3パットのボギーを叩き、西郷真央とのプレーオフまで勝負がもつれることになった“因縁”のホールだ。だが同時に、初優勝を決め“歓喜”を味わった場所でもある。 「声をかけてくれる方が増えて、知ってくれてる人が多くなったなという実感はあります、ありがたいことに」 優勝前と優勝後で、こんな変化も感じられる。いまは2勝目を目指しているが、今季もここまで21試合中トップ10入りは6度といい戦いを続けられている。「インサイドから来過ぎていたので、素振りの時に若干アウトから来るイメージで振るようにしたら良くなってきました」。特にドライバーの手応えが、後半戦でより確かなものになっている。 今大会の優勝副賞といえば重機で、これはツアー名物のひとつといえる。昨年手にしたショベルカーは、父の宏さんが使用していることを明かす。だがその“使用用途”は、「何してるんですかね？　何か掘ってたけど、私はよく分からないです。お風呂になったら報告します（笑）」と娘にも“謎”。ただしっかりと親子をつなぐ絆になった。好調ショットで連覇を果たし、“2台目のプレゼント”を贈りたい。