ワークマンの熱中リスクを知らせる「暑熱バンド」を1カ月間使ってみた結果 在宅中「リスク高」を表すLEDが2回点滅
ワークマンから、熱中リスクを知らせてくれる画期的なアイテム「暑熱バンド」が登場しました。腕に巻くだけで、熱中リスクを検知するとのこと。価格は1900円(税込)です。 【画像】ワークマン「暑熱バンド」を見る 今回この「暑熱バンド」を1カ月ほど着用してみましたので、その感想を紹介します。
ミツフジから技術提供を受けて開発
関東や東海では6月下旬に早くも猛暑日が記録されるなど、この夏も厳しい暑さが予想されます。気温の上昇に伴って高まるのが熱中症のリスクで、臓器の温度である深部体温が高い状態のまま続くと、体にさまざまな症状が生じます。 人の体温は、外環境の影響を受けやすい皮膚温と、体の機能を守るため一定に保たれる深部体温があります。後者を正確に測定するには、例えば肛門から専用の体温計を直腸へ挿入する必要があるなど、誰もが手軽に測れるものではありません。 この難題を「脈波情報から深部体温上昇の変化量を推定する」という新しいテクノロジーでクリアしたのがミツフジで、ワークマンの暑熱バンドにもこのアルゴリズムが応用されています(※本製品は、体温を測定する機器や医療機器ではありません)。
連続稼働時間は約12時間
使い方を説明しましょう。まず、TPU(熱可塑性ポリウレタン)製のリストバンドから本体を取り出します。ベルト部分を両方向へ引っ張るようにすると外しやすいでしょう。 続いて、同梱されている充電アダプターに本体を差し込み、USBポートに接続して充電します。充電中はLEDが白く点滅し、点灯に変わると充電完了です。満充電に要する時間はおよそ1時間で、連続稼働時間は約12時間を公称。なお、急速充電には非対応です。 使用中、バッテリー残量が20%を下回ると白いLEDが点灯と消灯を3回、10%を下回ると5回繰り返し、完全に尽きるとバイブレーションが1回作動して電源オフとなります。 充電が完了したら本体をリストバンドに戻し、センサー部が肌に密着するように手首に装着します。普段から腕時計を着用している方は、干渉を避けるためにも反対側の手首に巻くとよいでしょう。 3つのLEDインジケーターライトの並びにタッチスイッチがあり、ここに3秒以上触れると電源がオンに。また、電源オンの状態でタッチスイッチに3秒以上触れると、今度は電源オフになります。操作は基本的にこれだけですので、すぐに覚えられるでしょう。