時給123円配膳ロボット、外食各社が導入で救世主なるか
少しずつ見かける機会が増えてきた配膳ロボットたち(記者撮影)
新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立った外食業界が回復に向かいつつある。3月にまん延防止等重点措置が終了して以降、第7波による停滞はあったものの、来店客数は増加傾向だ。 ラーメンチェーン「日高屋」を運営するハイデイ日高(7611)では、2022年10月度の既存店売上高が前年同月比で約1.4倍に伸びた。コロナ前の水準にはまだ達していないものの着実な回復が続いている。 その一方、経営課題としてのしかかっているのが人手不足だ。入国制限こそ撤廃されたものの、外国籍・日本国籍を問わず採用競争は激しくなるばかり。しかも足元では歴史的な円安が進んでおり、外国人労働者からすると実質賃金は大きく目減りしている。 度重なるコロナによる営業時間短縮でシフトが減ったこともあり、外食業界を避ける動きもある。 外食企業の中には、人繰りのメドが立たないため営業時間を短縮することで対応しているケースもある。人手不足は深刻な経営課題となっている。
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大塚 隆史