【小林製薬】社外取締役への初報告は自主回収の発表日 はじめの症例把握から2か月経過 紅麹サプリ問題
小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、社外取締役への報告が、発覚から2か月以上経っていたことがわかりました。 小林製薬によりますと、今年1月に「紅麹」を巡る最初の症例を把握して、約3週間後に入院事例が相次いだため社長に報告しました。 その後、社長や執行役員ら社内幹部が会議を開いていましたが、「社外取締役」に報告したのは自主回収を決定した先月22日の臨時取締役会が初めてでした。 先月9日にも「社外取締役」が参加する「定例取締役会」が開かれていましたが、問題は報告されなかったということです。 小林製薬は「腎疾患の症例が複数あったが、調査を継続していて情報が少なかったため」としています。