大澤芳清氏(無・新、共推薦) 当たり前の生活維持 候補者インタビュー④【兵庫県知事選】/兵庫
兵庫県知事選挙が10月31日告示し、立候補した7人が舌戦を繰り広げている。立候補者それぞれに出馬の動機や、告発文書問題に対する見解、斎藤県政への評価などを聞いた。(届け出順に毎日2-1人ずつ掲載。全候補者インタビューは関連記事から) 大澤芳清氏(無・新、共推薦) ―出馬の動機は きっかけはコロナ禍。私の病院でも、患者の搬送を保健所にお願いしたが断られた。保健所が悪いのではなく、そういう状況に追い込まれていた。他にも研修医の定員を決める権限を県知事が持っており、県政に関わる必要があると感じた。 ―告発文書問題について見解は 補助金に関する問題などは法律違反の可能性があり、究明しなければならない。また、県庁の仕組みとして、安心してものが言える環境がなかったのではないか。それが今回明らかになったと思っている。 ―斎藤県政をどう評価する 県立大の無償化は良いが対象が少なく、私は全員が対象になるようにしたいし、高校も無償にしたい。県庁舎の建て替えについては耐震の問題で必要だが、いろんな意見を聞いて災害拠点にもなるような庁舎を考えたい。また、高規格道路や高校の統廃合は止めたい。 ―地域医療の問題について見解は 病院がなくなるとその地域で暮らせなくなるが、民間に任せると不採算の部門をやらないため、公が介入する必要がある。医師である私の強みは行政経験がないこと。蛇口をひねったら水が出るように、当たり前を維持し、支えるのが県の仕事。県民が安心できる暮らしにしたい。