「『臭そう、不潔。信じられない』と言われるけど…」風呂キャンセル界隈、痔持ちも公表するアイドル(25)が世間の声に思うこと
こういう奴もいるんだぞ、っていうのを知って欲しい
――それで「いい子でいる」ことをやめたと。 鈴木 そうですね。それで自分に正直に生きようと思って、正式に風呂キャンになったという感じです。みんなにお風呂に入っていないことを明かして、YouTubeとかインスタライブでも「今日で風呂に入らずに5日目を迎えました」とか。自分の全てを明かしました。 それ以外にも「痔持ちアイドル」ってことも公表したり(笑)。アイドルには珍しくなんでも曝け出していると思います。 ――「いい子でいる」ことをやめてから生きやすくなりましたか? 鈴木 なりましたね。私たちのグループは普通のアイドルとは違って、「アイドル界の常識をぶっ壊す」を目標にお笑い特化型アイドルとして活動しています。それぞれがそれぞれの色を出して発信しているので、本当に面白くて。アイドルという既成概念をいい意味でなくして、なんでも言ってありなところが本当に素敵だと思います。 こういう奴もいるんだぞっていうのを真面目に生きてる人たちに知って欲しくて。私も元々真面目に生きて、自分を追い詰めていたので、そうじゃなくていいんだよと発信できる側になったのがすごく嬉しいです。お風呂くらい入らなくても死なないぞって。 細かいところでいうと靴下も揃えないですし。両足が違う柄でも全然気にしないんですよ。靴下が揃っていたら逆にレアみたいな。自分が思うほど人は自分のことを見ていないし、少し力を抜いて生きても全然大丈夫だと思っていて。そういう生き方ができる人が増えたらなと思いますね。
目標は「2025年の単独ライブで日本武道館を埋めること」
――最後に鈴木さんの今後の目標はなんでしょうか。 鈴木 プライベートなことで言えば、お風呂にもう少し入れるようになりたいです。お風呂に入らなくても生きていけるなら一生入りたくないですが、そうはいかないので、もう少しお風呂に入る回数を増やせたらと思いますね。 アイドル活動で言えば、2025年に日本武道館での単独ライブが決まっているので、日本武道館を埋めることが第1です。8000人を埋めたくて頑張っています。私たちのライブは本当に個性が強く面白くて。武道館でも来てくれた人を後悔させないようにいろいろと楽しいコンテンツを考えていますね。 個人としてはやっぱりアニメが好きなので、アニオタとしてテレビとかでアニメを語るタレント活動をしたいと思っています。そのためにもっともっとオタクをきわめていきたいですね。もちろんテレビに出る時はお風呂に入っていきますので! 写真=志水隆/文藝春秋
「文春オンライン」編集部