香川県が災害拠点病院など重要施設の上下水道耐震化率「全国ワースト」緊急性を再認識…2位は岡山
香川県が全国ワースト、岡山県がワースト2位です。国が行った、災害拠点病院など重要施設の上下水道管の耐震化率調査で香川県が0%、岡山県が0.5%であることが分かりました。 2024年1月の能登半島地震で広い範囲で断水が発生し、復旧に長時間かかったことを受け、国土交通省は全国にある災害拠点病院や消防署など重要施設の上下水道管の耐震化率を調査しました。 香川県内では49の施設が調査の対象で、上水道は3つ、下水道は1つの施設で耐震化されていますが、上下水道の両方が耐震化されている施設は全国で唯一、ゼロでした。 (香川県 池田豊人知事) 「南海トラフも想定される中、今後急いでやらなければならない大きい課題だということを今回の調査で再認識した」 耐震化が進まない背景には自治体などの財政難があり、香川県の池田豊人知事は、耐震化に向けた交付金について国に働きかけを続けるほか、県でも必要な支援の拡充を検討する考えを示しました。 一方、岡山県内では406施設のうち、上下水道ともに耐震化されているのは2つの施設で耐震化率は0.5%、全国ワースト2位でした。
岡山放送