大井のセイントメモリー17歳で死す…重賞6勝、NAR4歳以上最優秀牡馬、公道に逃走も
TCK特別区競馬組合(大井競馬場)は5日、13、14年のサンタアニタトロフィーを連覇し、引退後は誘導馬として活躍したセイントメモリーが蹄葉炎のため、死亡したことを発表した。17歳だった。同馬を追悼するため、7月8~12日の期間中、大井競馬場内に献花台が設置される。 セイントメモリーは父がアフリート、母ソラーティカ(母の父ヘイロー)という血統。09年7月に大井競馬場でデビューし、13年には京成盃グランドマイラーズ(S3)で重賞初制覇。浦和のオーバルスプリント(Jpn3)でダートグレード競走を勝利し、続く金沢開催のJBCスプリントでも5着に好走して、同年のNARグランプリ4歳以上最優秀牡馬に輝いた。通算成績は49戦17勝(重賞6勝)。引退した16年の暮れから誘導馬を務めた。20年5月には競馬場の門を飛び越えて逃走し、公道でワンボックスカーと衝突する事故も起こした。ファンに愛され、多くの人の記憶に残る名馬が旅立った。