英王室御用達「ブラシの王様」、ジービーケント 髪や服のお手入れをワンランクアップ
連載《ロイヤルワラント図鑑》Vol.13
衣替えした冬物アウターやニットのお手入れに、季節の変わり目の花粉対策や新生活のお供に、ファッション好きな方へのギフトに……。日常生活でワンランク上の衣類のお手入れやヘアケアをしたい方におすすめなのが、ジービーケント(G.B. KENT)のブラシだ。ジービーケントは「ブラシの王様」の異名を持つ、英国最古の老舗高級ブラシ&コームメーカー。250年近くも前から、英国の紳士淑女らの身だしなみを磨き続けてきた最高峰ブラシの魅力を紐(ひも)とく。 【写真を見る】コートもニットもオールマイティーに重宝する洋服ブラシから、職人技が光る100%ハンドメイドのヘアブラシまで「お手入れ」格上げのブラシの写真はここからチェック!
■創業は1777年 歴代の英君主9人が愛用
ジービーケントは1777年、ウィリアム・ケントがロンドンで創業。ジョージ3世に始まり2022年に亡くなったエリザベス2世まで、なんと9人もの歴代英君主からロイヤルワラントを授与された、輝かしい歴史を持つブランドだ。 現在はブラシメーカーとして唯一、ロイヤルワラントを保持している。故エリザベス2世が1955年に授与したもので、5年ごとの再審査を経て更新されてきた(注:事業者側に重大な変更がない限り、事業者側はワラントを授与した王室メンバーが亡くなった時期から最長2年間使用することができる)。 ブラシ&コームに特化したメーカーとして、第1次、第2次世界大戦時は、英陸軍、海軍、空軍の部隊にヘアブラシ、歯ブラシ、シェービングブラシ、洋服ブラシ、シューケアブラシなど、何百万ものブラシを提供。 中には、地図やコンパスを隠した、特別なアイテムの製作もあったという。
■ワンランク上の衣類ケアかなう 一生モノのブラシ
英王室が認めるその品質の高さから、ジービーケントのブラシは「一生モノ」として世界50カ国以上の人々に愛されている。 大きな特徴は、100%天然の高級豚毛「ブリッスル」にこだわっていること。 ブリッスルは頭髪と同じタンパク質を主成分とし、適度な水分や油分を含んでいる。顕微鏡で拡大すると表面が細かな鱗状(りんじょう)をしており、この形状により優しくブラッシングするだけで楽に埃(ほこり)や汚れを取り除くことが可能。 天然素材ゆえ、静電気が起きづらい。ブラッシングで繊維の目を整え、空気を通すことで、毛玉や形崩れを防止してくれる。