動物の楽園をテーマに 彫刻や絵画など展示 森の芸術祭に合わせ/岡山・津山市
岡山県北を中心に開催する「森の芸術祭」に合わせたグループ展「Animals Paradise」が21日、津山市西今町のギャラリー&カフェ「NishiIma25」と西寺町の寺町耕舎で始まり、動物の楽園をテーマにした彫刻や絵画などが訪れた人たちの目を楽しませている。11月10日まで。 【写真】大きなクジラの模型と動物たちの石像
同芸術祭(28日~11月24日)と連携したフレンズプログラムの一環でNishiIma25が主催し、県内外で活動する作家8人が計約200点を出展。二つの会場には手斧で木を彫り刻んだ跡を残し、ダイナミックに仕上げた木彫のこま犬、和紙を張り合わせたクジラ、犬の抜け毛を集めてそっくりに形を作ったオブジェなど、趣向を凝らした快作がずらり。
江戸時代の町家と明治初期に建てられた大蔵の中を大自然に見立て、動物たちがのびのびと過ごしているかのように展示しており、来館者たちは1点1点を興味深そうに見つめていた。親子で作品観賞していた自営業の竹井啓樹さん(41)=原=は「躍動感があっておもしろい。幼いわが子も楽しんでおり、家族連れで来るにはちょうど良いと思う」と話していた。
同ギャラリーを運営するアーティスト・桜井由子さん(53)は「幅広い世代が一緒になって、アートに親しんでもらいたい」とPRしている。
10月13日午後2時から、寺町耕舎で今回の企画に参加した作家たちと香川県の学芸員による「アーティストトーク」を開催する。参加費は1000円で予約制となっている。
問い合わせは、同ギャラリー&カフェ(TEL:080ー5907ー1663)。
津山朝日新聞社