WHITE SCORPION、礎作りの1年目を終えて飛躍の2年目に「みんな一致の目標はZeppツアー!」
秋元康プロデュースの11人組アイドルグループ、WHITE SCORPIONが12月7日(木)に6thデジタルシングル「I do love you!」をリリースする。この日は2023年のデビューから1周年の日。メンバーのAOI、CHOCO、HANNAにインタビューを行い、これまでとは世界観が変わった新曲のポイントや、1年目を振り返っての活動の手応えを語ってもらった。 【写真】メンバーから”赤ちゃん”ともいわれるHANNAのハニカミ ■私たちはこんな表現もできる、初の爽やか王道アイドルソング ――これまでのWHITE SCORPION の曲と言えばドラマチックな激しさとエモさというイメージがありましたが、今回の「I do love you!」は、ミディアム調のポップな仕上がり。印象がだいぶ違いますね。 AOI:私たちも仮歌を聴いたときは驚きました。今までの楽曲とは真逆の爽やかな王道アイドルソングだったので、全員が「え!?」みたいになって。でもこの曲をきっかけに、また新しい方たちにWHITE SCORPIONを知ってもらえるという嬉しさもありましたね。 HANNA:最初、別のアイドルさんに提供する曲が間違って来たのかな?って。それくらい印象が違ったんですけど、聴き込むほどに耳に残っていって、今はもう本当にいただけてよかったと思う大好きな曲になっています。 CHOCO:WHITE SCORPIONを好きになってくれた方の反応を見ると、まず曲が好きという感想が多かったんですよね。それもあってこういう系統の曲をどう捉えるんだろうかという不安はあったんですけど、個人的には最初に聴いたときからすごく好きな曲調でした。今までとは違うけど、こういう曲も大好きという方はたくさんいるだろうし、今までのファンの方をふくめ、いろんな人たちに刺さればいいなと思います。 ――クールな路線だけでなく、こういう世界観も表現できるという楽曲ですね。歌詞や曲の雰囲気から受け取ったもの、聴いてもらいたいポイントはありますか? CHOCO:私は落ちサビの「I do love you! 君が大好きだ 普通の“好き”とは全然違う ここで声を掛けなくたって 僕の想いが伝わって欲しいよ」の部分がすごく好きでお気に入りです。同じ歌詞は1サビにもあるのですが、歌い方はぐっと変えました。他のサビ部分ではまっすぐに好きを伝えるように歌っているんですが、ここだけは優しく、感情を深く込めて。片思いの曲だから、ちょっと複雑な気持ちも混じった上での「好き」なんじゃないのかなって。誰かのソロパートになるのか、ユニゾンになるのか楽しみにしていただいて、じっくり聴いてほしい一節ですね。 HANNA:歌詞の中にスケートボード、バス停、花屋とか、日常をイメージさせる単語がいくつもあるんです。あと、WHITE SCORPIONの曲の中で、「大好き」と言っているのがこの曲しかないんですよ。他の曲は「愛」や「愛される」といった言い回しで、ちょっと大人っぽい。それが「大好き」に変わるってけっこう大きい変化だと思っていて、 高校生の年代には特に共感しやすい歌詞になっている感じがしています。 AOI:今までの曲の世界と違って、すごくストレート。素直な感情が伝わるし、HANNAが言うように高校生や10代には刺さる部分が多いと思うので、ステージではそういった感情を大切に歌っていきたいです。 ■カップリング曲「純愛トースター」はライブ映えする16ビートナンバー ――カップリング曲が「純愛トースター」。すごいタイトルが来ましたね。ワードインパクトがありつつ、レトロな感じもあり。曲調もまたガラッと違う楽曲です。 HANNA:曲名と歌詞だけでは明るい曲かと思ったんですけど、音を聴いたら覆されました。 CHOCO:こっちの曲もびっくりで、でもライブでは最初から飛ばしていけるようなアップテンポなナンバーなので、ステージで歌うときか楽しみです。 AOI:私、この曲を聴いたとき、レーザーが飛ぶ大会場に絶対似合う曲だなと思ったんですよ。将来そうした大きいステージに立てたときの想像が込み上げてきて、ものすごくワクワクしました。ライブ映えするのは間違いない曲なので、早く皆さんの前でパフォーマンスをしたいです。 HANNA:トースターだけに熱くなる(笑)。16ビートをずっと刻んでいるような、ライブで乗りやすい曲ですね。 ■全員一致の2年目の目標はZeppツアー ―― 一周年のタイミングでこうした今までとは違う楽曲が来るのも、グループの成長を受けてのことだと思います。 AOI:私たち自身もパフォーマンス力は初期に比べたら格段に成長したと実感しています。全体的に歌、ダンスの難しい曲が多い中で、最初は未経験のメンバーは付いていくだけで精一杯だったと思うんですよ。それから1年経って、今はフェスでもWHITE SCORPIONのパフォーマンスがすごくよかったと褒めていただくことが本当に増えました。 ――活動2年目となる2025年はどんな1年にしたいですか? AOI:同じ秋元康先生プロデュースでも、私たちは坂道グループやAKBグループとは違う、ゼロからスタートしたグループです。なので、1年目はまずWHITE SCORPIONの基盤を作る時間。リリースイベントや握手会、フェスへの出演を頑張ってきて、私たちのことをたくさんの方に知ってもらえたんじゃないのかなって思います。 CHOCO:その1年目で確立できたWHITE SCORPIONの魅力や世界観をもっと伸ばして、唯一無二の存在に磨いてくのが2年目の目標です。で、最近みんなで話し合う機会があって、その中で1つ、これは全員一緒でした。せーの! 3人:Zeppツアー!! ――いい目標ですね。がむしゃらだった1年目から、2年目は飛躍の意気込みを感じます。 AOI:実現できるように頑張ります! ■CHOCOが忘れられない合宿でのHANNAエピソード ――WHITE SCORPIONのことを読者にもっと知ってもらうために、ここからは3人のことを掘り下げたいと思います。まず、AOIさん、HANNAさんから見たCHOCOさんはどんな人物ですか? AOI:CHOCOはしっかり者です。意見も積極的に出してくれて、でもおちゃめな部分もあって、ALLY姉に甘えているところをよく目撃します(笑)。微笑ましい2人ですね。 HANNA:CHOCOは好きなことになるとすっごく早口になって、興味ないことだと途端に静か。分かりやすくて見ていて面白いです。 CHOCO:観察されてる(笑)。 ――CHOCOさん、加入までダンスは未経験だったんですよね? CHOCO:そうなんです。合宿でのレッスンが人生で初めてのダンスでした。未経験者と経験者がペアになって教えてあげるという形になって、HANNAとも1回組んだんですけど、あのときのことは絶対に忘れられない。 HANNA:ええ? なになに? CHOCO:私、どうしてもできない振りがあって、それをHANNAがずっと教えてくれていたんですよ。でもHANNAは最年少で、関係値もできてない間柄だったから、すっごい気を遣ってくれて。やり直して、「どう?」と聞くたびに、「最初より…いいです(パチパチ)、「さっきより…いいです(パチパチ)」って(笑)。あのときのことを思い出したら、お互い本当に成長したなって思いますね。気を遣わせるほどのダンスではなくなった(笑)。今はみんなと同じぐらいのペースで振り入れできるようになったので、自分でも成長したなって誇らしいです(笑)。 ■日々成長中の自慢のセンター、HANNA ――HANNAさんへはどうでしょうか? 過去インタビューではALLYさん、ACEさんはHANNAさんのことを「しっかりした赤ちゃん」だと、面白く評していました。 AOI:今も赤ちゃんです(笑)。 CHOCO:でもいろいろ考えて行動しているんだろうなっていうのは伝わります。自分に欠けている部分に自分で気づいて、それを直すように頑張っているのも分かるし、みんなで育てていきたいです(笑)。 AOI:赤ちゃんだけど自慢のセンターだし、これこそギャップ萌えですよ。 CHOCO:恥ずかしいのか、人に手渡しができないんですよ。お世話になった方にお菓子を渡しに行こうとなって、それをHANNAが任されたんですよ。でもずっと、「できない…できない」って。ALLY姉に、「やってよ」って言ってたね。 AOI:結局最後はすっごい顔を真っ赤にして、「できたあ~」って(笑)。 HANNA:日々成長なんです(笑)。 AOI:あと、HANNAは本当に話が上手になりましたね。 CHOCO:最初はさ、語尾に「?」がつく話し方。「なになに?」ってばかりだったけど、今は自分からたくさんしゃべれるようになって。 HANNA:自分ではまだ全然な感じですけど、人と話す機会がたくさん生まれたから少しは成長したんだと思います(笑)。 ■受け止めて、しっかり意見も出す聖母AOI ――AOIさんにはどうですか? HANNA:AOIさんは「WHITE SCORPIONの聖母」です。 CHOCO:本当に優しい。優しいからいつも全肯定なんですけど、初期より意見を出してくれるようになったと思います。優しく受け入れてくれるのは今も変わらないですけど、受け入れた上で、「でも」って、自分の意見も伝えてくれるようになったので、話し合いの場でみんなの意見がちゃんと聞けるようになってきたなと思います。 ――そんな聖母AOIさんから、最後に12月7日のリリースに向けて意気込みをお願いします。 AOI:今回の新曲「I do love you!」を聴くことで、WHITE SCORPIONの新しい一面に触れられると思います。今までとは違う表現、パフォーマンスでこの曲を皆さんに届けていきたいです。カップリング曲の「純愛トースター」も楽しい楽曲なので、一緒にライブで盛り上がりたいです。ぜひたくさん聴いて、楽しんでいただければ嬉しいです。