【バスケ】河村勇輝&カイ・ソットの“ホットライン”で3連勝 横浜ビー・コルセアーズがCSへの望みつなぐ
河村「試合をやっていて楽しい」
ソットのパフォーマンス向上はチームメイトにもポジティブな影響をもたらしている。チームのエースである河村勇輝は富山戦で21得点に加え10アシストを記録。富山戦前までで見ても直近6試合で平均9.3アシストと、シーズンの平均7.1アシストと比較して約2本ほどアシスト数が増えている。 試合中に河村とソットとのツーメンゲームが増えたことで、チーム全体のオフェンスもスムーズに運ぶようになってきている印象だ。 ソットとのプレーについて河村は「彼とのホットラインは、試合をやっていて楽しいし、彼のポテンシャルはすごくあると思う。彼の良さを最大限に引き出せるように、試合中もコミュニケーションをとりながらプレーをしている」と語っており、CSを目指す上でも、“ホットライン”の強化は重要になってくる。
上位チームからも勝ち星 残り17戦で成長目指す
昨シーズンはチーム史上最多の33勝を挙げ、天皇杯とCSで4強に残るなど、躍進を遂げた横浜ビー・コルセアーズ。河村を筆頭に主力選手が多くチームに残ったことから、今シーズンのさらなる飛躍に期待を寄せていたファンも少なくなかったはずだ。 しかし、チャールズ・ジャクソン(京都ハンナリーズ)らの移籍によりインサイドが手薄になり、攻守両面で不振にあえぐことが増えていた。そんな中、シーズン途中から加入したカイ・ソットの貢献により、昨季の勢いを取り戻し始めた横浜BC。5勝2敗としている直近7試合では、サンロッカーズ渋谷、千葉ジェッツ、三遠ネオフェニックス、川崎ブレイブサンダースからも勝利を挙げており、勝率5割以上のチームとも互角以上に戦えるようになっている。 レギュラーシーズン17試合を残し、CS進出圏内まで5ゲーム差につけている横浜BC。2年連続となるCS進出は簡単なゴールではないものの、ソットの加入以降調子を上げているチームの伸びしろはまだまだ残っているはずだ。三遠、シーホース三河、川崎など地区上位との戦いも残しているだけに、そこで勝ち星を挙げることができれば順位を上げていける可能性もある。勝利を積み重ね、2年連続となるCSへの切符をつかむことができるか。横浜BCの逆襲に期待だ。
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