大成功! J1、今季前半戦のベスト補強ランキング6位。衝撃デビュー! 輝きを取り戻したパリ五輪世代
どんなに才能豊かな選手でも、移籍1年目は困難の連続だ。新天地で適応に苦しみ、ベストパフォーマンスを発揮 往々にしてある。今回は前半戦が終了したJ1リーグで、ここまで見事な働きをしている選手を活躍度合いに応じてランキング形式で順位ごとに紹介する。(スタッツは6月30日時点の『transfermarkt』を、データは『Jleague.co』を参照)
6位:荒木遼太郎(FC東京) 生年月日:2002年1月29日(22歳) 前所属クラブ:鹿島アントラーズ 今季リーグ戦成績:14試合6得点0アシスト パリ五輪世代の荒木遼太郎は、鹿島アントラーズからの期限付き移籍でFC東京に加入している。 開幕戦のセレッソ大阪戦で2得点を挙げる衝撃的なデビューを果たすと、第6節までに5得点を決めた。その活躍が評価されて、AFC U-23アジアカップ2024を戦うU-23サッカー日本代表に呼ばれている。大会を終えた後、第15節以降は得点が止まっていることは気がかりではあるが、やはり攻撃のカギを握る選手であることは間違いなく、荒木が加入していなければ、いまごろFC東京はもっと厳しいシーズンになっていただろう。 荒木は、ここまでチームトップの6得点を記録しているほか、枠内シュート10本もチーム最多の数字だ。セットプレーのキッカーを務めるほど精度の高いキックがあり、自ら決めることも、味方を活かすこともできる。プレーのバリエーションが豊富で、常に複数の選択肢を持ってプレーしている印象で、攻撃のあらゆるタスクをこなせる選手だ。 プロ2年目の2021シーズンにリーグ戦36試合出場10ゴール7アシストを記録してベストヤングプレーヤー賞を受賞した荒木は、その後負傷もあってなかなか飛躍できずにいた。FC東京にとってだけでなく、荒木にとってもキャリアのターニングポイントになり得る移籍となるかもしれない。
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