花咲れあ

　ネットにあふれる「怒る」女性たちだが、当事者たちは炎上のその時、どのような心情なのか――。「炎上はビジネスです」と豪語するのは、YouTube総合格闘技番組『ブレイキングダウン』（BD）で、対戦相手に中指を立てた選手を“擁護”したとして炎上したのが、グラビアアイドル花咲れあだ。 【写真あり】「グラビア界の問題児」大胆カットの数々、妹・のあとのツーショットも 「Xの投稿で『中指はだめ』だと書いたんですが、その後の『頑張って』が切り取られてしまって。最初に私を批判したのは、BDに出演している、こめお君でした。ただ、私とこめお君は以前から友達で、今回の炎上では裏で『もっと盛り上げようぜ』と“打ち合わせ”をしていたんです」 　なんと、自ら炎上の舞台裏を暴露した花咲。さすがは「グラビア界の問題児」と呼ばれるだけのことはある。 「その後、たくさんの批判を受けたのは、確かに私の文章がよくなかった。でも炎上は、私と妹・花咲のあの名前を売るビジネス手法です。この件に関しては、炎上後にフォロワーは2万人増えましたし、結果的に成功だったのかな。 『死ね』『消えろ』などとさんざん叩かれました。とはいえ、別に私は全然ダメージを負っていません。私、本名は岩下靖花というんですけど、イメージとしては、冷静な“岩下”が芸能人の“花咲れあ”をプロデュースしているというか。だから、“花咲れあ”が叩かれていても、本体の“岩下”にはノーダメージだし、むしろ炎上している様を引いてみている感じです。『あ、このフレーズだとこれくらい叩かれるんだ～』っていう感じです（笑）」 　自身の“本体”は冷静な性格だと語る花咲。その分析力によってじつは普段のSNS投稿も緻密な計算が裏にあると語る。 「私、Xで投稿する前に、“裏垢”で投稿の実験をしているんですよ。同じ内容だけど、改行や句点、顔文字などを少し変えたりして、50パターンくらい作るんです。それぞれを見比べて、いちばんバズりそうなものを決めて、やっと花咲れあのアカウントで投稿する、という感じです。もちろん、感情のまま実験せずに投稿することもありますが……。炎上させるのも、結構難しいんですよ？」 　飄々とした態度の花咲。2度目の炎上は、2024年の3月にも。BDの女性版に出演が決まっていた花咲だが、一転して出場を辞退したのだ。 「それもこれも、7月に発売が決定していた、姉妹での写真集の売り上げを伸ばすためです。BD辞退で炎上していた時は、まさに写真集の撮影中でしたね。 　やり方はどうであれ、ファンやグラビア好きな人だけでなく、この世の誰もが『花咲姉妹』を知っている状態で、写真集を発売したかったんですよ。ニュースにも沢山取り上げられたので売名は成功したと思っています。私はフリーでタレント活動をしているのでなおさら、とにかく売名に必死でした」 可憐な花には、強かなトゲがついているのだ。