24ozの重厚感が男心を刺激!

FORZA STYLE

第650回目は、フィルソンのマッキーノクルーザーです。 1897年にアウトドアメーカーとして誕生した「フィルソン」。ゴールドラッシュに挑む男たちのためのブランドは、衣服にとって劣悪な環境下にも耐えうるように妥協なきモノ作りを展開。1914年に特許取得した「マッキーノクルーザー」は、そんな同ブランドのDNAを色濃く受け継ぐ不朽の名品です。 フィルソンのマッキーノクルーザーの画像はこちら! 特許取得から100年を超えた現代においても、製法や素材を変えずに作り続けているのも魅力の一つ。24ozというずっしりとした重量感を持ち、素材は100％バージンのマッキーノウールを採用。特殊な加工を一切行わずに、防寒・防風、撥水性能に優れ、天然素材ゆえ、何十年と愛用してもその機能が衰えないのもありがたい限り。ヴィンテージ市場においても高い人気を誇るのも納得です。 アウトドアシーンにおける利便性は言わずもがなですが、タウンユースにおいても一家言あり。存在感あふれるバッファローチェックは羽織った瞬間に男らしさを加速させ、大きな4つのポケットがアクセントになりますから。 軽さや機能性に特化したスポーティなハイテクウェアが注目される中、重厚で無骨な一着はある意味時代と逆行しているとさえ言えます。とは言え、だからこそ、この唯一無二の存在感は男心にブッ刺さる! これから何十年と愛用できるとあれば、コスパもこれ以上ありませんし、違いのわかる大人にはぜひ手にして頂きたい名品です。 フロントにあしらわれた大きな4つのポケットは、存在感のみならず収納力も抜群。フラップポケットの内側には、ペンを入れられるユーティリティポケットも付属。手ぶら主義の方にもオススメです。 背面には、両サイドからアクセスできるマップポケットが鎮座。高い防寒性能に加え抜群の収納力は、今もなおハンターに愛され“森のタキシード”と呼ばれるほどだとか。 カラバリには今注目度上昇中のカーキもラインナップ。生地に水を30％含んでも濡れた感覚がしないほどの防水性を誇り、天然素材ながらも雨を凌げてまさに全天候型。レインウェアと同様の機能性を持ち、差別化が図れるなんてありがたい限り。 コーディネートのしやすさを優先するなら、使い勝手のいいブラックがオススメ。装いに男らしさと洗練さをプラスしてくれます。地厚なウール生地のため非常に温かく、防風性も相まって、街使いならインナーはTシャツ一枚でも寒さを感じないとか。 Photo:Naoto Otsubo Styling:Takahiro Takashio Text:Hayato Hosoya