「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で「コペン」生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
ダイハツ工業は大阪・池田市にある、本社工場での生産を5月7日午前に再開しました。これで国内全ての工場が生産再開となりました。 本社での工場の生産が再開されたのは軽乗用車の「コペン」です。 ダイハツは認証試験の不正発覚により、去年12月26日に本社工場も操業を停止、国内での生産・出荷をすべて停止していました。その後、国交省による立会い検査などの結果、今年3月にコペンの出荷停止が解除されていました。 また、工場の操業については、今年2月に京都工場で生産が再開され、大分県、滋賀県の工場が順次再開をしていました。 そして、7日午前、大阪・池田市にある本社工場ではコペンの生産が再開されました。これで操業停止から約4か月半で、国内全ての工場での生産再開となりました。 ダイハツ工業は、4月に今後の経営体制を発表し、認証不正の要因とされる小型車事業については今後、親会社のトヨタ自動車が開発から認証まで責任を持ち、ダイハツが委託を受ける体制に見直すとしています。
生産再開に従業員「ようやく再出発」4か月半は「長かった」
出社した従業員の1人は「ようやく再出発まできた。あとは会社全体で頑張っていきたいと思います」などと話しました。 (従業員) 「やっと全部の工場が稼働し始めたということで、ようやく再出発がきれるところまできたなと。信頼を皆さんに取り戻せるような形で一生懸命、会社全体で頑張っていきたいと思っています」 「(会社に期待することは?)会社にはコミュニケーションがきちんと取れるような職場を目指してほしいと思います」 「4か月半ぶりの再開ですが?)やっぱり長かったですよね。1車種の認証試験でもそれなりの項目みたいなものをしっかりと国交省に入ってやっていただき、きちんと正しく安全な車だというところを証として残してもらい、ようやく稼働できるような状態にまでいったので、2度同じ轍は踏まないよう心がけていきたいなと思っています」