【ロスジェネ世代】50歳代の平均貯蓄額はいくら?老後に向けてやるべき3つの行動
老後に向けてやるべきこと3つ
現在50歳代の方も、あと数年、十数年で退職を迎え、その後は老後生活に入るでしょう。老後は主な収入が年金になることがほとんどで、受給額の範囲で生活をやりくりしなくてはなりません。 老後の経済的な不安を可能な限り軽減できるよう、今からやるべきことを3つご紹介します。 ●老後の生活費を見積もる 老後の生活にかかる費用がどのくらいになるのかを見積もり、1ヵ月に必要な金額を具体的にイメージすることが大切です。 現在必要な生活費をベースとして、水道光熱費や食費、交際費など必要な項目を洗い出し計算します。住居費は、持ち家か賃貸かにより必要額が大きく異なるため、慎重に検討したいところです。 そこに、趣味や旅行などに必要な金額をプラスし、月額に換算して加算します。 ●退職金や年金受給額を確認する 勤務先に退職金制度がある場合は、支給額の目安を確認しておきましょう。退職金は、住宅ローンを完済したり、老後の生活費が不足したときに活用したりできる大切な資金です。 どのくらい支給されるのか、事前に把握できると安心です。 また、公的年金の受給額については、毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」で確認可能です。50歳以上の方に送付されるねんきん定期便には、年金支給見込額が記載されているので、いくらもらえるのかイメージしやすいです。 なお、「ねんきんネット」に登録するといつでも内容を確認できるうえ、支給見込み額を試算できます。 ●NISAやiDeCoを利用して資産形成する NISAは2024年1月から新制度がスタートし、成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になりました。非課税保有限度額や年間投資枠も拡大されています。つみたて投資枠で毎月一定金額を積み立てつつ、まとまった資金がある場合は成長投資枠で一括購入することも可能です。 iDeCoは、掛け金の拠出や運用を自ら行い、老後のための資産を形成できる制度です。掛け金の拠出は65歳まで可能なため、50歳から始めれば15年間拠出できます。掛け金の拠出時・運用時・受取時に税制優遇が受けられるというメリットがあります。