トランプ前大統領の顔写真（アトランタ・フルトン郡の拘置施設提供、AP＝共同）

　【ワシントン共同】2024年米大統領選で返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領の陣営は24日、20年大統領選への介入事件で起訴され、同日被告人として撮影された前大統領の「マグショット」（逮捕時などの顔写真）をプリントしたTシャツなどの商品を発売した。米メディアが25日報じた。選挙戦や法廷闘争の資金集めが狙いとみられる。 　バイデン大統領は顔写真について「テレビで見た。ハンサムな男だ」と記者団に語った。トランプ氏は自身の被告人写真を利用して捜査の不当性も訴えようとしているが、専門家は写真を使用する権利は撮影した当局側にあり、被写体のトランプ氏にはないと指摘している。 　陣営の公式ウェブサイト上で販売されたマグカップやポスター、ステッカーなどの一連の商品は顔写真に「決して屈しない！」とのキャッチフレーズが添えられている。Tシャツの価格は34ドル（約5千円）でマグカップは25ドル。