北朝鮮“ミサイル”きょう~6月11日に発射と予告、計画通りなら沖縄の上空通過か 米機関「北西部・東倉里で発射準備の動き」と分析
北朝鮮は、きょう31日午前0時から来月11日までの間に人工衛星と称するミサイルを発射すると予告していて、日本政府は警戒を強めています。 北朝鮮は30日、IMO(=国際海事機関)にも人工衛星と称するミサイルの打ち上げ計画を通告しました。31日午前0時から来月11日午前0時までとする打ち上げ期間や、一部が落下する可能性がある海域なども、日本の海上保安庁に通告した計画と同じものです。 朝鮮労働党中央軍事委員会の李炳哲副委員長は、衛星はアメリカ軍などの監視を強化するためと主張していて、タイミングについて「6月にまもなく打ち上げられる」としています。 計画通りに打ち上げが行われれば沖縄県の上空を通過するとみられ、日本政府は警戒監視を強化しています。 こうした中、アメリカの政策研究機関CSISは、北朝鮮北西部・東倉里にある「西海衛星発射場」を30日に撮影した衛星画像を公開し、発射への準備とみられる動きがあると分析しています。発射台の手前にレール取り付け型の移動式構造物があるほか、海岸沿いの別の発射台の建設も急速に進み、照明や撮影のための塔が完成しているように見えると指摘しています。