市和歌山が2年連続で2回戦へ 東北王者・花巻東降す センバツ
第94回選抜高校野球大会は第5日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、2年連続8回目出場の市和歌山が、昨秋の東北大会王者で4年ぶり4回目出場の花巻東(岩手)を5-4で破り、2年連続で初戦を突破した。今大会は和歌山東も2回戦に進んでおり、和歌山勢2校がそろって初戦を突破するのは3年ぶり。 【佐々木麟太郎と米田天翼が対戦 花巻東vs市和歌山】 市和歌山はセンバツ10勝目。市和歌山は第8日(26日)第2試合の2回戦で、大島(鹿児島)―明秀日立(茨城)戦の勝者と顔を合わせる。 ◇花巻東、九回に猛追 市和歌山の打線が好機を着実に生かした。1点を追う二回に田嶋の犠飛で追いつき、三回はバントを絡めた攻撃で花巻東のバッテリーを揺さぶり、暴投や寺田の右前適時打などで3点を勝ち越した。花巻東は4点を追う九回、代打・金の右翼線適時二塁打などで1点差まで追い上げる粘りを見せたが、あと一本が出なかった。 ◇市和歌山・半田真一監督 相手打線を完封できるイメージがなかったので、5点以上取りたかった。早めに追いつき、試合運びが少し楽になった。もっと打てないと思っていたが、コンパクトにミートできていた。 ◇花巻東・佐々木洋監督 非常に悔しいゲームになった。思った以上に失点が多かった。バント処理でミスが出た三回に3点取られたのは大きかった。多くの課題を残したので、レベルアップして夏に戻ってきたい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。