漂う昭和の薫り…バナナのたたき売り、チンドン行列、猿回し…歩行者天国1.3kmに露店400ひしめく 春の訪れ告げる川辺二日市、4日まで 南九州市
鹿児島県の南薩地方に春の訪れを告げる川辺二日市が3日、南九州市の川辺町商店街で始まった。午後からあいにくの小雨模様となったが、歩行者天国となった約1.3キロの商店街は多くの人出でにぎわった。4日まで。 【写真】〈関連〉露店が連なる通りを埋める買い物客ら=3日、南九州市川辺の川辺町商店街
江戸時代中期から約240年の歴史があるとされる。沿道には、川辺仏壇の展示即売や刃物、陶器、植木など約400の露店。昭和の薫り漂うチンドン行列や猿回し、バナナのたたき売りといった出し物も人気で、あちこちに人だかりができていた。 同市川辺町永田の新屋チエさん(83)は「毎年楽しみにしている。昔は竹細工や植木が多かったが、今は食べ物を売る店が増えた。二日市はにぎやかでいい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島