活性炭 撤去完了まで10カ月程度 PFAS問題 岡山県備前市見通し
岡山県吉備中央町の浄水場から発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、発生源とみられる使用済み活性炭を保管した備前市内の倉庫で企業が進めている撤去作業について市は21日、完了までに10カ月程度かかる見通しを示した。 市議会厚生文教委で市環境課が説明。活性炭を梱包(こんぽう)した大型袋「フレコンバッグ」約600個のうち、撤去初日の7月25日に12個、同30日に16個が搬出されたと報告し「処理を進めながらの作業で搬出は週1、2回。終了までに40週くらいを見込んでいる」とした。 また、6月に倉庫近くの川の上流と下流で県が水質検査を行い、市側は「問題なかったと聞いている」と述べた。議員からは撤去、保管状況を住民に随時説明するよう求める意見が上がった。