土砂崩れ、道路崩落… 沖縄・やんばるの大国林道で通行止め多発 北部豪雨が影響「地盤が緩くなっている。通行控えて」
【国頭】北部豪雨の影響により、国頭村から大宜味村にまたがる大国林道で土砂崩れや道路崩落による通行止めが多数発生している。県森林管理課によると、2日午後6時半現在、37カ所で土砂崩れやガードレールが谷側に崩れ落ちるなどの被害が確認されているという。同道の6区間で通行止めとなっている。 県道14号、20日ぶり開通 北部豪雨で土砂崩れなど被害 沖縄
同課の担当者は「通行止めの場所以外も地盤が緩くなっている。緊急を要する場合以外は、通行を控えてほしい」と呼び掛けている。 やんばるの生物を撮影している新星出版カメラマンの村山望さんは11月30日に大国林道を訪れ、被害を確認した。「長年、やんばるに通ってきたが、ここまで多くの場所で道がえぐれているのは見たことがない」と被害の多さに驚いた。 国頭村で自然保護などの活動に取り組んできた60代男性は「地球温暖化の影響もあるかもしれない。これを機に、多くの人が自然環境の保護にも興味を持ってほしい」と話した。 (玉寄光太)
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