【着物買取】30年前の着物は二束三文でしか売れない?
高額で取引される可能性のある着物の特徴
30年前の着物が、全て二束三文で買取されるわけではありません。中には、非常に貴重で高額で取引される着物も存在します。 ●有名作家が手掛けた着物 30年前であれば、人間国宝などの有名作家が第一線で活躍していた時代。人間国宝が手掛けた着物は、非常に価値が高く、高額で買取されます。 落款や証紙がついているケースが多いですから、買取の際は一緒に査定に出してください。 ●伝統技法で織り上げられている着物 1990年代はバブル期が終わり、着物需要が一気に冷え込みます。この頃の伝統技法を用いた着物は、現存数が少なく非常に貴重です。 この時期に購入していた着物があれば、高額で売却できる可能性があります。 ●国産正絹で織り上げられた着物 正絹とは絹100%で織り上げられた生地です。絹糸制作は大変手間がかかる作業で、職人の高い技術が必要でした。 次第に海外輸入の影響を受け、国産の絹の生産量は大きく落ち込みます。国産正絹の着物は、大変貴重で品物です。高額で取引されるでしょう。
30年前の着物でも、高額で買取されるものもある
着物の寿命は100年程度。30年前の着物であれば、まだ現役な上、貴重な着物が多く存在しています。 着物の需要は下がっていますが、着物を愛好する方は一定層います。 売却する際には、着物買取専門店を利用することで、納得のいく価格で売却できるかもしれません。
参考資料
・公益財団法人大学コンソーシアム京都【着物関連市場における新たなセグメントとその特性の分析】 ・農林水産省:蚕糸絹業の国際比較分析
青木 絵莉華