【バレー】元日本代表の井上琴絵がタイリーグのナコンラチャシマに入団。「新たなご縁に感謝して頑張りたい」
バレーボール元日本代表で、V1のJT、デンソー、NECやルーマニアリーグでプレーしてきたリベロの井上琴絵選手がタイリーグの「ナコンラチャシマ」に入団した。同選手は今年8月にイスラエルリーグの「ハポエル・クファル・サバ」でプレーすることを発表していたが、10月7日、パレスチナ・イスラエル戦争が勃発。井上選手はSNSにて自身の無事と居住する地域についての状況を発信していた。「早く出国しようと試みても、フライトもなかなか取れなかったり、取れてもキャンセルになり、また数日待たなきゃいけないという日々でした」と編集部にも報告があったが、その後、トルコに移動することができ、タイのチームとも契約できたという。 以下は本人のコメント。 「私はその後、トルコへ移動し、心を休めながらも次の準備を進めていました。イスラエルへ戻りたい気持ちもあったけど、それは難しく……。チームから発表されましたが、タイのナコンラチャシマと契約することができ、プレーすることが決まりました。以前、JTで一緒にプレーをしたオヌマー・シッティラック選手も所属するチームです。今もなお、複雑な思いはあるものの、新たなご縁に感謝して、ここで頑張りたいと思っているところです」 井上選手は既に試合にも出場しており、NECでともにプレーした山内美咲選手が今シーズン期間限定で在籍しているダイヤモンド・フードとも対戦した。 2か月間活動したイスラエルのチームに対する複雑な思いを抱えながらも、前に進む決意をした井上選手のタイリーグでの新たな挑戦を応援したい。