“キャプテンからキャプテンへ” 現役引退表明の長谷部誠へ宮本恒靖会長がメッセージ「体験した同士だからこそ分かり合える」
日本サッカー協会(JFA)は、今シーズン限りでの現役引退を表明した元日本代表の長谷部誠選手について宮本恒靖会長のコメントを発表しました。 【画像】現役引退を発表した元日本代表の長谷部誠選手 宮本会長は、「浦和レッズでプレーしていた頃、中盤からドリブルで持ち上がって前線で得点に絡むプレーを数多くしていたことが強く印象に残っています。そこから22年にわたり、プロサッカー選手としてのキャリアを積み重ねていく中で、監督が求める戦術などに応じて、自身のプレースタイルを変えながら昇華させてきた稀有(けう)な選手だと思います」とコメント。 長谷部選手と宮本会長は、日本代表でキャプテンを務めていましたが、宮本会長は「ブラジルで行われたワールドカップの前、テレビ番組の収録で日本代表のキャプテンについて話したことを覚えています。実際に体験した同士だからこそ分かり合えるものがあったと感じています」と続けました。 また、「今後は指導者としてキャリアを極めていくと聞いていますので、ピッチで培ってきたさまざまな経験を生かしつつドイツでの成功につなげてもらいたいと期待していますし、日本のサッカーの発展にもぜひ貢献して欲しいと思っています。長い間お疲れさまでした」とねぎらいました。 長谷部選手は、前日の会見でも「ドイツでコーチライセンスの取得をしたいです」と、引退後について語っていて、将来、宮本会長、長谷部“監督”というコンビで日本代表を支える時が来るのか、期待が膨らみます。