鹿児島県内で火災相次ぐ 鹿児島市と出水市で計2人死亡
28日未明、鹿児島県内で住家火災が相次いだ。焼け跡からは計2人の遺体が見つかった。 【写真】現場で消火活動にあたる消防隊員ら=28日午前2時45分ごろ、鹿児島市平川町
午前1時35分ごろ、鹿児島市平川町の無職男性(85)方から出火、木造平屋住家1棟と隣接する男性所有の木造倉庫1棟を全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった。男性と連絡が取れておらず、鹿児島南署が身元を確認している。 同署によると、男性は80代の妻と2人暮らし。出火当時、妻は不在だった。近隣住民が「家が燃えている」と119番した。近くの女性(76)は「パンパンと竹が割れるような音で目覚めた。現場は真っ赤な炎に包まれていた」と話した。 午前5時10分ごろ、出水市上大川内、団体職員の男性(53)方から出火、木造平屋住家1棟と、隣接する倉庫2棟を全焼した。住家の焼け跡から1人の遺体が見つかった。 出水署によると、男性は弟(51)と2人暮らし。弟と連絡が取れておらず、同署が身元を調べている。近隣住民が「外からパチパチという音がして見に行ったら被災者方が燃えている」と119番した。現場は出水市郊外の農村部。
南日本新聞 | 鹿児島