粉飾決算で金融機関の融資枠5億円に拡大させたか 医療機器メーカー「白井松器械」の元社長と元専務逮捕
粉飾した決算報告書を金融機関に提出し、最大5億円の融資を受けられるようにしたとして、医療機器メーカーの元社長ら2人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区の医療機器製造・販売会社「白井松器械」の元社長、弘野俊彦容疑者(62)と、元専務の羽田同徳容疑者(68)です。 2人はおととし12月から去年3月にかけ、経営が赤字だったにもかかわらず、好調な業績を装ったうその決算報告書を金融機関に提出し、融資枠を広げて限度額を5億円にする契約を結んだ疑いが持たれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと2人は、架空の売り上げを計上したり借り入れ金を過小に記載したりして、決算報告書を粉飾していたということです。 警察は、2人が融資で得た金をほかの金融機関への返済に充てていたとみて捜査しています。
ABCテレビ