ドラゴンズの若手ホープは? 中日、来季のブレイク候補(3)今オフに”打撃覚醒”?
今季も課題の得点力不足に苦しみ、屈辱の3年連続リーグ最下位に沈んだ中日ドラゴンズ。今オフには井上一樹監督が就任し、来季は”強いドラゴンズ”の復活が期待される。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる中日の選手を紹介する。
尾田剛樹
投打:左投左打 身長/体重:175cm/74kg 生年月日:2000年8月3日 経歴:高野山高 - 大阪観光大 - BC・栃木 ドラフト:2023年育成選手ドラフト3位 プロ1年目の今季、開幕直前に支配下契約を勝ち取った尾田剛樹。来季の外野手争いに割って入りたいところだ。 独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスから、2023年育成選手ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。俊足の外野手として、プロの世界に入った。 今春のオープン戦から18試合に出場し、2盗塁を記録するなど持ち味を発揮。開幕直前の3月25日には支配下契約を手にし、開幕一軍にも入った。 4月2日の巨人戦では代走として出場し、挟まれる形となりながらも、タッチを交わしてプロ初盗塁をマーク。 一方、5月6日の巨人戦では「8番・中堅」でプロ初スタメンに名を連ねたが、4打数0安打。また、同14日の阪神戦では代走として出場するも、牽制アウトに。今季は打撃面や走塁面に課題が残り、65試合の出場で11打数0安打、4盗塁の成績だった。 それでも、10月の「みやざきフェニックス・リーグ」では躍動。同18日の四国IL選抜との試合では4つの盗塁を決めるなど、10試合の出場で打率.382(34打数13安打)、2打点、7盗塁の好成績を収めた。 11月には「2024アジアウインターベースボールリーグ」に派遣されると、16試合の出場で打率.302(43打数13安打)、2打点、6盗塁をマーク。持ち味の走力は無論、打撃面でも成長を見せている。 来季は、外野レギュラーの細川成也が一塁で起用される可能性があり、外野の枠が空くことも考えられる。2025年シーズンは走塁のみでなく打撃でも結果を残し、レギュラー奪取に期待したい。
ベースボールチャンネル編集部