【NFL】決勝ドライブを主導したQBパーディーについて「それ以上求めるものはない」と49ersシャナハンHC
クオーターバック(QB)ブロック・パーディーを擁するサンフランシスコ・49ersは現地20日(土)に行われた試合の大半で調子を崩していたにもかかわらず、終盤に決勝ドライブを決めてグリーンベイ・パッカーズを24対21で下し、過去5年間で4度目、パーディーにとっては2シーズンで2度目のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム進出を決めた。
最後の15分間で落ち着きを取り戻した49ersは重要な場面でディフェンスが相手を止め、オフェンスが2回のドライブで得点したことで、第3クオーター終了時に7点差をつけられていたパッカーズに逆転勝利を収めた。
ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンの下、第4クオーターに5点差以上つけられていた49ersが勝利したのはこれが初めてで、同様の状況はプレーオフを含めて過去に31回あったが、その全てで敗戦を喫している。
ラインバッカー(LB)ドレイ・グリーンローのインターセプトによってパーディーとオフェンスは絶好のフィールドポジションを確保し、フィールドゴールを成功させて点差を縮めた。その後、パッカーズがパントに続くフィールドゴールを失敗したことでチャンスを得たパーディーとオフェンスが、次のドライブでタッチダウンを決めて逆転に成功している。
12回のプレーでオフェンスを69ヤード進めたパーディーは突然、今シーズンの大半で見せてきたようなダイナミックなクオーターバックの姿を取り戻し、試合終了までわずか1分のところでランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーがランでタッチダウンを決めた。最後はこの日2回目となったグリーンローのインターセプトで試合は決している。
パーディーは試合後に最後の得点ドライブについてこう語った。
「自分たちが望んでいたものが目の前にあったから、すべてを白紙に戻し、頭をクリアにして、無理に何かをしようとせず、ディフェンスが与えてくれた機会を活かして勝つ方法を見つけるしかなかった」