映画「名探偵コナン」、興行収入が大台の150億円を突破 原作の青山剛昌さんは怪盗キッドが描かれたお祝いのイラストを公表
アニメ映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(永岡智佳監督)が、興行収入150億円を突破したと24日、配給の東宝が発表した。既にシリーズ最高興行収入を記録している同作がまたひとつ大台突破を突破し、原作の青山剛昌さんはお祝いのイラストを公表した。興収が150億円を超えるのは邦画史上10本目の快挙となった(興行通信社調べ)。
小さな名探偵・江戸川コナンが難事件を解決する人気漫画が原作。コミックスは105巻、累計発行部数は全世界で2.7億部で、テレビアニメシリーズも放送1100回を超える。劇場版は第27弾で、剣道大会のために北海道・函館を訪れていたコナンたちが、函館に眠るお宝争奪戦に巻き込まれる。俳優大泉洋(51)が、コナンたちとともに事件を追う北海道警捜査一課の刑事・川添善久を演じた。主な声優はコナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、怪盗キッド役の山口勝平、服部平次役の堀川りょう、遠山和葉役の宮村優子など。 4月12日に公開されると、初日の観客動員数は63万人、興行収入が9.6億円を突破。昨年シリーズ最高の興収を記録した「黒鉄の魚影(サブマリン)」(興収138.8億円)対比で112%の好スタートを切った。翌13日に東京都内で行われた舞台あいさつで、高山は「(興収が)9億!!」と驚き、大泉も映画を見たという知人から連絡を受けたことを明かし「『すごい傑作だ』とコナンファンが言っていた」と語っていた。 5月27日の公開45日間で、「黒鉄の魚影」を超える興収140億円の新記録を達成。今月に入っても前作を上回る対比で推移。2日までの公開52日間では観客動員数1006万人、興収144億円を突破。23日までの公開73日間で、興行収入150.5億円、観客動員数1052万人となった。 青山さんがお祝いのため描き下ろしたイラストには、「150億有り難く頂戴した♪」と不敵な笑みを浮かべるメインキャラクターの怪盗キッドが描かれている。
中日スポーツ