【速報】ダイハツ 約1か月半ぶりの工場再開で従業員らの声「再開は嬉しい」「世間を騒がせたので大手を振って喜べないけれど、やっとできる」
ダイハツ工業は自動車の認証試験の不正を受け、稼働を停止していた京都工場での生産をおよそ1か月半ぶりに再開させました。 【ダイハツの社員アンケート】 管理職と現場の乖離「失敗してもいいからチャレンジしよ、でスタートしても失敗したら怒られる」 再開されたのは年間生産台数16万2000台(22年度)で、従業員およそ1700人が勤める京都工場です。 きょう、トヨタ「プロボックス」とマツダ「ファミリアバン」の2車種の生産が再開されました。先月、国交省が「安全性が確認された」として出荷停止の指示を解除していました。 去年12月に、国内全ての工場が稼働停止して以来、初めての生産再開となります。
従業員らの声は…
けさ、京都工場に出勤した人たちの声を聴きました。 「(再開は)嬉しいです。いろいろ叩かれていますので、悪いところは悪いところでただしていけばいい。」 「(会社に期待することは)不正をしないこと。僕らは与えられた仕事をしっかりやるだけだと思っているので、それだけ。世間を騒がせたので大手を振って喜べないけれど、やっとできるな、と」 ダイハツ工業の井出統括部長は、取材に応じ、再開についてこのように話しました。 「主権を現場に戻す。現場・商品を重視するところが不十分であったと思っているので、現場とのコミュニケーション、経営やマネジメントが現場に足を運び、本音でコミュニケーションすることをまずは考えています」