【バレー】今季初勝利のKUROBE・佐藤彩乃主将「ミドルを使う意識を高めて臨みました」、山口真季「シンプルにプレーすることを心掛けた」 V1女子
11月12日におおきにアリーナ舞洲(大阪府)で行われたバレーボールV1女子、トヨタ車体クインシーズ対KUROBEアクアフェアリーズより、KUROBEアクアフェアリーズの試合後会見コメントをお届けする。 トヨタ車体 2(25-23、17-25、12-25、25-21、13-15)3 KUROBE
●佐藤彩乃主将(セッター) 勝つことができて本当に良かったと思います。先週の反省で出たことを今週はしっかり改善して試合に挑めたことが勝因に繋がったと思っています。 選手の中でこういうことが必要だとか、スタッフに絞り出していただいた要点を徹底してプレーに移すことができました。 ●山口真季選手(ミドルブロッカー) リーグが始まってから勝てずに、フルセットに行っても負けてしまう自分たちの弱さがありました。 今日は後半に波に乗れたことでフルセットを勝ち切れたのですが、課題もありますし、まだまだ改善していかなければいけないこともいっぱいありました。 次は1週空くので、戻ってからしっかり詰めてやっていきたいと思います。 ーー佐藤主将に。キャプテンとしてのリーグ初勝利。その感想を。 佐藤:チームとしても少し苦しい状態が続いていました。ちょっとマイナスな気持ちになる選手もいましたし、上手くいかないことの方が多いと感じていました。 どうしたらいいのか、みんなが考えた結果が今日の試合に現れたと思います。 今シーズンは一人ひとりがしっかりバレーボールと向き合うことができていたので、それが結果に出てすごく嬉しく思います。 ーー先週の反省、課題とは? 佐藤:先週はミドルゾーンを使うことができずに、攻撃が外国籍選手に集まってしまう、自分たちの強みであるミドルを活かしきれなかったことが反省点でした。 そこを改善するためにパスの一つひとつだとか、セッターとミドルの意識を高めて練習してきました。 ーーミドルの山口選手は今日のプレーについて、どのような感想? 山口:ミドルを使うことはリーグが始まる前からも課題でしたし、昨シーズンも課題でした。 リーグが始まって試合をやっていく中でも一番の課題だったと思います。 コンビの不安だったりとか、パスが入らない時の自分の立ち回りだったりとか。 でも、いろいろ考えすぎるんじゃなくて、シンプルにいくのが一番だなと思ったんです。今日はシンプルに攻撃ができたと思います。 ーー勝利をつかんだときは? 山口:今日もフルセットまで行って…最後の最後まで追いつかれそうでした。 自分自身も結果がどうなるかわからなかったですし、余裕を感じてはいけないと思っていました。 チーム内でも最後までしっかりやろうという声かけもありました。そういう周りからの声もあって、コートの中もしっかり最後の15点まで勝ち切ることができたと思います。 最後の1点が外国籍選手に委ねられるとしても、それまでのプレーの中で自分に何ができるか、チームとして何ができるかということを考える、今日は最後の1点までそれができたのかなと思います。 ーー佐藤主将に。トスワークについては? 佐藤:トヨタ車体さんのサーブが良いのでパスが崩れることを前提にして試合に入りました。 パスが崩れたときはシンプルにアタッカーに選択肢を与える、パスが返っている時は相手のブロッカーを見てマークが薄い方に持っていく。 そして、その時の状況で得点が取れている選手に集めることを意識しました。 ーートヨタ車体戦で昨年は3連勝、今年も初戦を勝利しました。相性の良さなどを感じる? 佐藤:セットが取れている時は自分たちのサーブの効果が出ています。相手の攻撃を絞って、ディグから良い攻撃を組み立てることができています。 それが好影響をもたらして、サイドアウトも切りやすい展開になっていたと感じています。 山口:トヨタ車体さんに特別な対策をしたわけではなく、ミーティングでも自分たちのいつも通りのプレーができれば良いという話になりました。 昨シーズン勝っていたというのは少しプレッシャーでもあったのですけれども、同時にみんなにとって自信でもあったし、勢いには繋げられたのかなと思います。
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