<野村麻純>「光る君へ」さわとしての日々 役と同じく吉高由里子に“グイグイ”いけたワケ 涙が出るくらい幸せだった瞬間
俳優の吉高由里子さん主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合、日曜午後8時ほか)に、さわ役で出演している野村麻純さん。さわは、第12回「思いの果て」(3月24日放送)で初登場すると、出会って間もないまひろ(吉高さん)を慕い、“恋バナ”にも興味津々と、“グイグイ”といく姿も話題となった。以降も親交を深め、第15回「おごれる者たち」(4月14日放送)では、一緒に石山寺を訪れる様子(いわゆる石山詣)が描かれた。野村さんが、さわとしての日々を語った。 【写真特集】さわ役・野村麻純の“素顔”は? ナチュラルな姿を撮り下ろし!
◇オーディションで射止めたさわ役 抱き続けた気持ち
さわは、自分を生んだ母のことをまひろの父・藤原為時(岸谷五朗さん)が世話をしていたことから、まひろと出会い、友人関係へと発展。父親や今の家族とはしっくりいってないためか、愛情に飢えた、一風変わった娘だ。
同役をオーディションで射止めた野村さん。台本を読んだ時点での印象は「これまでの『光る君へ』にはいない登場人物」だった。
「さわは感情でぶつかるし、浮き沈みも激しいので、台本を読んだだけではどうつながりを持たせたらいいのか、最初は不安がすごくありました。それでも、撮影に入る前、入った後と、監督をはじめ、いろいろな方と話をしていく中で、さわは本当に素直で、感情がすぐ顔に出ちゃうし、思ったことを口に出す、本能のまま生きている人だと思えたら、意外とすんなり演じることができました」
そんな野村さんから見たさわは「ちょっと面倒くさい女」。「『似ている』と言いたくない気持ちはものすごくあるのですが、近しいところはあるのかな、と思ったりもして」と笑う。
一方で、グイグイいけるさわの人懐っこさに対してうらやましさもあるという野村さんは、役を演じながら「私はまひろの味方でいたいし、まひろも私の味方でいてほしいとずっと思っていました」と告白する。
「さわ自身の感情の振れ幅は大きいのですが、その中でもまひろのことが大好きで、信頼している気持ちと、自分が家で感じている、根底にある疎外感と、まひろの味方でいたい、自分の居場所にしたいっていう気持ちはずっと抱いていました」