【長崎】演者と観客が一緒につくり上げる体験型演劇「この時計が止まるまで」23日に長崎市で上演
NCC長崎文化放送
明治時代の長崎の外国人居留地を舞台にした新感覚の演劇が今月23日(土・祝)、長崎市で上演されます。 【写真】演者と客が一緒につくり上げる体験型演劇「この時計が止まるまで」23日に長崎市で上演
外国人居留地の面影が色濃く残る長崎市東山手町にある国の有形文化財「東山手甲十三番館」で23日(土・祝)に上演される体験型演劇「この時計が止まるまで」。一足先に報道機関に公開されました。 明治時代の外国人居留地を舞台に、オランダの貿易商たちが夢を追う姿を、長崎市を拠点に活動する劇団「kimamass(キママス)」の劇団員や、フリーで活動している役者が演じます。 「体験型演劇」は、演者が時折アドリブを交え、観客に話しかけたりしながら、演者と観客が一緒に物語をつくり上げる新しい形の演劇です。 体験型演劇「この時計が止まるまで」実行委員会・森杉直子代表: 「伝統的な洋風住宅で、演劇を見るということはあまりない機会かなと思います。建物自体も非常に珍しい建物ですし、そして体験型という芝居の形式も非常に新しいものです。なので新しいものと古いものというところで掛け合わせたような楽しみができる演劇だと思っておりますので、ぜひ皆様のお越しをお待ちしております」 諫早市から: 「演者さんとの距離も近くて、物語にすごく没入できる感じで楽しめました」 長崎市から: 「演劇を見る時って客席と演じる場所が分かれてて、第4の壁(舞台と客席を隔てる架空の壁)というのがある状態だと思うんですけど、それが完全にない、本当に自分もその世界に入り込んでるような体験ができて、本当に面白かったです」 体験型演劇「この時計が止まるまで」は、23日(土・祝)午後1時半開演です。料金はワンドリンク付き500円で、事前の予約が必要です。 (https://forms.gle/VK9EBs9PydFzNu7i6) 主人公トーマスを演じる橋本航さん(32): 「お客様と実際に絡むと本当に予想外の返しが来たりするので、それがちょっと怖くもあり、すごく楽しかったりもありました。僕たちが来るとうわっと怖がる人もいるかもしれないんですけど、楽しく、あまり肩肘を張らずに、気楽な感じで来てもらえたら、一緒に舞台をつくるというふうに思って来てもらえたらうれしいなと思います」
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