昭和初期に八幡製鉄所の資金によって建てられた北九州市の神社などが新たに県の文化財に指定されることになりました。 【写真で見る】県の文化財に指定された「高見神社」と運河「堀川」

「昭和初期の神社建築を代表する」と有形文化財に

県の文化財に指定された「高見神社」

福岡県の有形文化財に指定されるのは、北九州市八幡東区の「高見神社」です。高見神社は、昭和初期に八幡製鉄所の資金や技術を使って建てられたもので、県は「昭和初期の神社建築を代表する貴重な文化財」としています。

水門を含め運河「堀川」も指定

運河「堀川」も記念物に指定

また、江戸時代に掘削され、北九州市や水巻町などを流れる約12キロの運河「堀川」は記念物に指定されます。関係する史跡がこれまで「中間唐戸の水門」として登録されていましたが、掘削工事が難しかったとされる北九州市八幡西区大膳と水巻町吉田を結ぶ456メートルの区間を新たに追加指定し、「堀川」と名称を変えて指定されることとなりました。 これで福岡県の指定文化財は700件となります。