生活保護手続き担当する高齢女性のキャッシュカード使い9万円盗んだ疑い 熊本市職員の男再逮捕
KKT熊本県民テレビ
生活保護の手続きを担当する高齢女性のキャッシュカードで現金を引き出し盗んだ疑いで、熊本市中央区役所のケースワーカーの男が19日、再逮捕されました。 窃盗の疑いで再逮捕されたのは、熊本市中央区役所保護第一課の職員でケースワーカーの森永一行容疑者(68)です。森永容疑者は今年10月、生活保護の業務を担当していた高齢女性から不正に入手したキャッシュカードを使い、コンビニエンスストアのATMで2回にわたり現金9万円を引き出し盗んだ疑いがもたれています。 警察や熊本市によりますと、森永容疑者は同じ女性のキャッシュカードで5万円を引き出し盗んだ疑いで11月28日に逮捕され、その後の捜査で今回の容疑が浮上しました。
警察の調べに対し、森永容疑者は「女性の承諾を得てカードを借り、おろした金はギャンブルに使った」という主旨の供述をする一方で、カードを不正に入手したことについては黙秘しているということです。職員の再逮捕を受けて熊本市は「事実関係を調査し、厳正に対処してまいります」とコメントしています。 女性のカードからは他にも数回現金を引き出した形跡があり、警察が捜査を進めています。