男子日本代表12人がそろい踏み、渡邊雄太「大会が終わった後に“史上最強”と呼ばれるチームにしたい」【バスケ】
3年前の思いも胸に… 八村塁の決意
日本が対戦するのは昨夏のワールドカップ王者で世界ランキング3位のドイツ、同9位の開催国フランス、そしてラトビアでの世界最終予選を勝ち抜いた12位ブラジルの3か国と、ランキング上ではいずれもはるか格上の相手だ。 厳しい戦いが待ち受けているが、八村塁はそれ以上に3年前の悔しさも込めて戦い抜く構えだ。 「富樫くんと雄太さんと雄大さんとは、東京オリンピックが終わってから『もう一回オリンピックに行こう』という話をしていました。それから3年後の今、僕ら自身のレベルも上がっている中で、みんなとまたプレーできることを楽しみにしています。東京オリンピックの思いも含めてパリで戦いたいです」 まだ完全ではないものの、八村もチーム練習に合流しホーバスHCのスタイルを学んでいるところだ。その様子を見ている東野智弥技術委員長いわく、八村は「戦術理解のスピードがものすごく早い」そうで、すでに日本代表のシステムにも順応しつつある。また、八村のパス能力がチームの動きをスムーズにしているとも語っており、ひとまずバスケットの面では心配なさそうだ。 日本が目指すはベスト8、つまり決勝トーナメント進出だ。まずはヨーロッパ遠征でのドイツとセルビアとのテストマッチを楽しみに待ちたい。
取材・文・写真/堀内涼(月刊バスケットボール)