『神之塔 -Tower of God- 工房戦』©Tower of God 2 Animation Partners

　TVアニメ『神之塔 -Tower of God-』第2期第2クール「工房戦」第25話「王の帰還」の場面写真が公開された。 【写真】ハツが意味深な表情 　原作は、世界で人気のウェブトゥーン作品『神之塔』（『LINEマンガ』連載）。“頂上へ到達すると欲しいものが何でも手に入る”と言われる「神之塔」へと向かった少女・ラヘルを追いかけ、塔に飛び込んだ主人公の少年・夜が、数々の試練に挑戦し、塔に隠された秘密に迫っていく様子を描いた冒険ファンタジー作品だ。TVアニメ第2期の第1話から描かれる「王子の帰還」では、夜たちが塔の2階で最終試験を終えてから6年後の世界が舞台となる。 　第24話「戦いの代償」では、ベニアミノ・カサノ（CV：安部川賢治郎）が虎助（CV：松田健一郎）、ノビック（CV：笠間淳）、ファリョン（CV：日笠陽子）を倒していた。虎助を見つめるカサノに、リップルレッゾ（CV：高橋英則）は労いの言葉をかけるが、カサノは喜ぶ様子もなく「例のもの」の用意ができているとリップルレッゾから確認すると、カサノは「何もかも破壊する。それだけだ」と言い残し立ち去った。 　ベータ（CV：重松千晴）との戦いを終え、ジュ・ビオレ・グレイス（CV：市川太一）とラーク・レクレイシャー（CV：三宅健太）とクン・アゲロ・アグネス（CV：岡本信彦）は再会を改めて喜んでいた。その姿を見て微笑ましく思う蓮梨花（CV：渡部紗弓）。ホーン・アークラプター（CV：白石兼斗）はビオレに王野成（CV：内田雄馬）が、浮遊船の治療施設で生きているのが不思議なくらいの傷ではあるが、無事であることを告げる。 　クンはアルキメデスにはランカーがおり、工房も敵に回してしまい、今後どうするかを考え込んでいた。そんなクンの前に現れたレロ・ロー（CV：津田健次郎）は、アルキメデスでトラブルが発生ししばらく試合は中断になることを伝える。レロ・ローと月下翼松として行動を共にするクォント・ブリッツ（CV：吉野裕行）は待合室からプリンス（CV：河西健吾）達を助け出し、外に泊めている浮遊船に避難させていた。レロ・ローたちがビオレに興味を持ったハイランカーのウレック・マジノ（CV：高橋広樹）の指示で画策し、決勝戦が始まる前に『月下翼松』の浮遊船に避難する準備はできていた。 　その時、通信機にリップルレッゾからの連絡が入る。ファリョン含め、残された3名の仲間をそれぞれの場所に助けに来なければ殺すと脅してくる。もう『月下翼松』の浮遊船に移動しなければいけない時間ではあるが、ビオレは助けに行くと言い切る。出発時間まで30分くらいであれば待てるとレロ・ローから聞き出すと、クンは戻ってこなかった場合、残りのメンバーだけで脱出してほしいと伝え、ビオレにFUGとケリをつけて優勝しようと伝える。一人で行こうとするビオレを止めるクン。そしてビオレの前に召喚されたエンドロシ・ザハード（CV：末柄里恵）が現れる。 　マドラコ（CV：土師孝也）は、アルキメデスの中で全てを見ており、試合途中に逃げようとしていることに気づき、手を打とうとしていたところに伝令が届いた。 　レロ・ローは、クォントとクン家からは離れて月下翼松に所属しているクン・ハツリング（CV：内山昂輝）に30分遅れる連絡をしていると、ソフィア（CV：中原麻美）が、ベータも一緒に連れて行ってほしいと伝える。ソフィアは私生児達が強くなって帰ってくることが幸せだと思って信じていたが、それが幸せではないことをビオレの言葉で気が付いたのだ。1ヶ月であればベータの薬もある。ベータ達に幸せを少しでも良いので味わってほしかった。目を覚ましたベータはカサノが仕組んだことだと気が付く。何のために閉じ込められていたベータを出したのだ。 　騒動の中、エミリーの真相を知りたい旅人（CV：石井瑞樹）は、エミリーの格納庫へ向かう。そこには、マドラコから何かを受け取ったカサノが立っていた。 　高台では、ロン・メイ（CV：茅野愛衣）と山の狂犬バラガブ（CV：田島章寛）が待ち構えていた。そこにエンドロシとハツが到着する。これからデートだからというエンドロシをロン・メイが挑発し、エンドロシが攻撃を仕掛けるとバラカブが蹴りを止め、背後の霊狼がエンドロシに噛みつく。 　梨花とホーンは虎助を捜していた。先を探していたクエトロ・ブリッツ（CV：柿原徹也）と合流し、確認するも虎助は見つけられなかった。 　地下に倒れているファリョンの元に、ビオレとクンが到着すると、リップルレッゾが体から煙を放ちながら崖の下から現れ、ファリョンの前に立ちはだかる。ラークの攻撃も軽く跳ね除け、ビオレの技も通じない。リップルレッゾはビオレと戦うためだけに千年生きてきたフォーケンの影の一部であり、B級選別者並みの力と狡猾さを持っていた。リップルレッゾは5つの放を作りだし、ビオレが止めようと神之水を放つと、一つの放に吸収されて大きくなっていく。狙いは最初からクンとラークだったのだ。大きくなった放を放つが、ビオレが寸前で助け、放を受け止め続けるビオレ。神之水で対抗しようとするが、仲間を切り捨てることができないことは、ビオレの脆さであると言うリップルレッゾ。ラークが怒り攻撃しようとするが、人質がいると止めるクンだったが、得策を思いつく。 　第25話「王の帰還」では、リップルレッゾとビオレ（夜）、クン、ラークが最終決戦を繰り広げている最中、FUGと工房はそこへ何でも溶かしてしまう溶解液を流し込もうとしていた……。レロ・ローやエンドロシは3人を救出するため彼らのもとへ急ぐ。だが、その前にFUGのランカーや狂犬チームが立ちはだかる。果たしてビオレたちは無事に脱出できるのか。