山田尚子監督作「きみの色」青春を色鮮やかに描いた場面カット、アヌシーへの出品も決定
山田尚子監督によるオリジナル長編アニメーション映画「きみの色」の場面カットが公開された。 【画像】人が「色」で見える高校生・日暮トツ子の青春を色鮮やかに描いた場面カット 8月30日公開の「きみの色」は、人が「色」で見える高校生・日暮トツ子のバンド活動を描く青春物語。トツ子が美しい色を放つ少女・作永きみと、音楽好きの少年・影平ルイと出会い、バンド活動に打ち込む中でそれぞれの悩みが浮かび上がる。 場面カットにはきれいな「色」を見てうっとりしているトツ子、ギターを弾くきみ、レコードを手にしたルイといった物語の中心人物の姿や、3人が並んでアイスを食べているシーンが収められた。また3人を導くシスター日吉子が聖堂でトツ子と話す場面も切り取られている。山田監督作品の特徴とも言える、繊細で豊かな色彩の場面カット11枚がお目見えした。 併せてフランス南東部の都市・アヌシーで現地時間6月9日から15日まで開催される「アヌシー国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門への「きみの色」の出品が決定。山田監督の作品が同映画祭へ出品されるのは2017年の「聲の形」、2018年の「リズの青い鳥」に続き3度目となる。山田監督は「ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです」と喜びのコメントを寄せた。 ■ 山田尚子監督コメント きみの色は「好きなものを好きと言えるつよさ」を3人の少年少女がそれぞれの想いで歩いていくお話です。 この思いは、私自身も作品を作っていく上でとても大切にしたい事だと改めてつよく感じたことでした。 ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです。 どうぞきみの色をよろしくお願いします! ■ 映画「きみの色」 2024年8月30日(金)全国東宝系にて公開 □ スタッフ 監督:山田尚子 脚本:吉田玲子 音楽・音楽監督:牛尾憲輔 キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史 キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード 企画・プロデュース:STORY inc. 制作・プロデュース:サイエンスSARU 製作:「きみの色」製作委員会 □ キャスト 日暮トツ子:鈴川紗由 作永きみ:高石あかり 影平ルイ:木戸大聖 シスター日吉子:新垣結衣 ※高石あかりの高ははしご高が正式表記。 (c)2024「きみの色」製作委員会