春の訪れ「うすき雛めぐり」「里山のおひなまつり」開催 大分
城下町臼杵に春の訪れを告げる「うすき雛めぐり」が9日から始まりました。また、日田市の小野地区でも今年初めてひなまつりが企画されています。 【写真を見る】春の訪れ「うすき雛めぐり」「里山のおひなまつり」開催 大分 臼杵市の「雛めぐり」は、観光交流プラザを中心に4か所で紙雛が展示されています。臼杵の質素倹約の精神を今に伝える「紙雛」は、ボランティアグループによって手作りされたもので、かわいらしい姿が訪れる人を楽しませています。 (訪れた人)「去年初めて見て今年で2回目。作る人によって表情が違うので楽しませてもらってる」「自分でも作ってみたいなと思う。身近に感じる優しい感じがする」 一方、里山の原風景が今も残る日田市の小野地区では、2つの店舗が協力して今年初めて「里山のおひなまつり」が企画されました。築150年の古民家で洋服や雑貨を販売する「群青堂」では、近隣の住民から譲り受けた雛飾り14セットが展示されています。旧家の蔵に眠っていた貴重なひな人形もあり、日本の伝統文化の奥深さを感じることができます。 (天領日田群青堂・秋本和彦さん)「江戸の末期くらいのものや、木目込みという着物を詰め込んでいく人形など種類がたくさんありますので、経年変化の価値を大事にする思いをみなさんにわかってもらいたい」 里山のおひなまつりは4月30日まで。小野地区の2か所で開催されます。
大分放送