ゼイン・マリク、ツアー初日に故リアム・ペインを追悼「愛してるよ、兄弟」
現地時間11月23日、ゼイン・マリクが、イギリス・ウェストヨークシャーのO2アカデミー・リーズで開催した【ステアウェー・トゥ・ザ・スカイ・ツアー】の初日公演に、亡くなったワン・ダイレクションのメンバー、リアム・ペインに追悼の意を表した。ファンが撮影した写真や動画によると、追悼はライブ終盤に行われた。ペインは、現地時間10月16日にアルゼンチンのブエノスアイレスでホテルのバルコニーから転落し、31歳で亡くなった。 2024年のアルバム『ルーム・アンダー・ザ・ステアーズ』に収録されている「Stardust」がスピーカーから流れると、マリク背後のスクリーンに「リアム・ペイン 1993-2024 愛してるよ、兄弟」という文字と大きな赤いハートが映し出された。 マリクはツアー開始の3日前に行われたペインの葬儀に参列し、ワン・ダイレクションのメンバーであるハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーランと共に追悼の意を表した。メンバー全員が個別の声明を発表したほか、グループとしてもペインの急逝に対して共同声明を発表し、「リアムの訃報に打ちひしがれています。時が経ち、皆がそうできるようになったら、もっと多くを語ることができるでしょう。ですが今は、心から愛した兄弟を失ったことを悲しみ、喪失感を整理する時間をいただきます。彼と共有した思い出は永遠に大切にしていきます。今は、彼の家族、友人、そして私たちと共に彼を愛してくれたファンのことを思っています。彼がいないととても寂しいです。愛しているよ、リアム」と綴った。 ペインの訃報を受け、マリクは自身初の公式ソロ・ツアーを延期していた。 現時点では、アルゼンチン国家検察庁はペインの死に関わった3人を起訴したが、容疑者の名前などは明かされていない。検死の結果、ペインは転落により内部および外部の出血、そして多発性外傷を負っていたことが確認された。また、翻訳された毒物検査報告書によると、亡くなる数日前、ペインの体内から“アルコール、コカイン、処方抗うつ薬”が検出されたとされている。